就活保健室の日記

就活保健室に来たあとは、最初の一歩がふみだせる。 そしてはたらくことを考えること、実際にはたらくことが楽しい、元気になる。 そんな状態を目指しています。日々感じていること、若者と仕事に関する情報など。

2016年を振り返って

いよいよ2016年も今日で終わりです。

今年お話させていただいた就活生、若者のみなさん、支援者の方々、大変お世話になりました。

就活保健室は「ふみだす勇気、働く元気」をキャッチフレーズに、自分らしく働くお手伝いをしたく2016年に立ち上げました。

就活やキャリアの悩み相談、地域の若者支援団体との連携を中心に2016年は活動してきました。

2017年も「はたらく」ことで悩んでいる方のお役に立てるよう、地域や他団体の方々とのつながりをさらに深くしていければと考えています。

f:id:guruguru1971:20161231234151j:image
瀬戸内の夕焼け。みなさんの明日が今日よりもいい日になりますように。


住んでいるまちで働きたい。国立市近くの求人を探してみた

通勤ラッシュなんて嫌。でも、家の近くで仕事が見つからないから、しょうがなく都心まで通っている。こんな方は多いと思います。

どれくらい求人があるのか?

就活保健室に多くいらしてくれる、女子学生や20代女性をイメージして、探してみました。

ざっと検索したところで、2つほど見つかりましたよ。

株式会社シティバス立川 
事務系総合職
勤務地 立川

有限会社カレルチャペック
総合職(事務/店舗運営)オリジナル紅茶の企画・製造・販売
勤務地 立川、吉祥寺など

どちらも、ネット上にあるありとあらゆる求人を引っかけてくれる「indeed」から、掲載元の転職サイトで確認しました。

勤務地重視で探す場合は、こまめに「indeed」に勤務地を入れてチェックするといいでしょう。

年明けからは4月入社に向けての求人が増える時期です。ぜひ探してみてくださいね!

相談しながら就活を進めたい方は、就活保健室に気軽に連絡をください♪

f:id:guruguru1971:20161227120856j:image
くにたちのコミュニティーバスも立川バスさん!

内定後の不安は就活保健室へ

「研修はあるけど、うまくひとり立ちできるかな。」先日、内定報告にいらした学生さんが漏らした不安です。

 
この学生さんには、内定報告と合わせて近況などいろいろ伺ったのですが、入社後について心配なことがあるようでした。
 
  • 人より時間がかかるけど大丈夫かな。
  • 社員だからアルバイトと違って責任も重いし、ミスとかあった時、ちゃんと対応できるかな。
 
同期は5名で、内定式でも会ったみたいですし、入社後研修も1ヶ月しっかりあるとのこと。
 
現場でストレスが溜まることがあっても、同期と愚痴を言い合えたり、余裕が出来たらストレス発散になる趣味を始めたり、仕事と家以外の場所があるといいかもしれないね、なんてお話をさせていただきました。
 
そして、何かあればいつでも話に来てくださいね、とお伝えしたら、ホッとされたようで表情がだいぶ緩んでいらっしゃいました。
 
「そういえば、内定後や入社後の話を聞いてくれるところ、ないですよね」という感想も。
 
就活は内定で終わりじゃない。それからが本番。そして、初めての正社員だから不安になるのも当たり前。
 
就活保健室では、入社後もうまくやっていってもらいたいので、こんな相談も受け付けています。
 
ぜひお気軽にお問い合わせください♪ 
 
f:id:guruguru1971:20161220005714j:image
就活保健室のリーフレット。ちょっとずつ、いろんな方の手元に飛び立っています。
 

【就活】まだ間に合う 2017 ~学校のキャリセンとハロワで乗り切れ!~

今年もあと2週間で終わり。12月に入ってからはあっという間でした。。。

 

就職活動をがんばって続けている17年卒のみなさんは、卒論を提出して一段落した所でしょうか?

 

さて、先日もまだ決まっていない就活生の方に向けて記事を書きましたが、今日もエールを送りたいと思います。

 

10月1日時点で7割の方が内定し、就活スーツ姿の学生もめっきり見かけなくなりました。もう求人は無いのでは?と不安になっている方も多いかもしれません。でも、そんなことはありません。毎年、残り3割弱の方が、3月末までの半年で決めています。

平成28年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在):文部科学省

 

この時期の就活はナビサイトや人材紹介会社(エージェント)ではなく、学校のキャリアセンターと新卒応援ハローワークを使うのが一番おすすめです。

 

上にリンクした文科省のプレスリリースにも、大学とハローワークの連携強化について記載があります。

文部科学省及び厚生労働省では、大学等の就職相談員とハローワークのジョブサポーターとの連携を促進させるなど新卒者等の就職支援を進めています。
引き続き、関係府省と連携しつつ、大学等と新卒応援ハローワークとの更なる連携の促進など、新卒者等の雇用に関する施策の推進に努めてまいります。 

 

各大学のキャリアセンターの方とお話しても、最近はハローワークと連携を進めています、とみなさんおっしゃいますし、お伺いしたほとんどのキャリアセンターでは週に2、3回、ハローワークの方がアサインしているようです。

 

私も就活生に求人をネットでよく探すのですが、この時期のナビサイトは検索でひっかかったとしても今も募集しているのかわかりにくいですし、エージェントが紹介する案件は労働条件などあまり魅力的なものがありません(もちろん例外はあると思いますが)。

 

先日も、粘り強くがんばっていた2名の方が納得して活動を終えました。大手インフラ会社の事務系総合職に金融機関の事務職。どちらの方も大学のキャリアセンターとハローワークを利用していました。と言っても、ハローワークの方と会うのはキャリアセンター内ですが。

 

お二方とも、求人はハローワークの方の紹介でした。一社はナビサイトにも載せていましたが、予定人数が確保できておらず、企業側も粘り強く採用活動を行っていて、キャリアセンターに足を運んだり、ハローワークにも求人を掲載していました。

 

お一方は、大学に推薦状も書いてもらいましたので、キャリセンとハロワの強力タッグのなせる業ですね!

 

さぁ、企業の採用活動はまだまだ続きますよ。次の内定ピークは2月。そこを目指して一緒にがんばりましょう!

f:id:guruguru1971:20161216224056j:plain

以前訪れたある大学のお部屋から。別世界に来たような不思議な時間でした。

 

就活保健室へのご相談、お問合せはこちらからどうぞ。お待ちしています!

 

【就活に役立つ?!】子どもと大人で作って食べる食事会のススメ

昨日は、友人に誘われて国立市公民館で開催された学習支援のグループ「LABO ☆ くにスタ」さんと学生と地域のおかんが一緒に料理を作って食べる「おかんめし。」さんのコラボディナーにお邪魔しました。

f:id:guruguru1971:20161215181635j:image
チキンフライとポテトサラダのリース。赤と緑でクリスマスの雰囲気♪

参加者は30名くらい?!私は仕事で遅れて行ったのですが、着いた時には調理室は満員。大人も子どもも忙しく働いていました!

f:id:guruguru1971:20161215181457j:image
子どもたちがリースを飾り付け。

参加メンバーは、LABO ☆ くにスタに参加している子どもたち、支援者、おかんめし。のメンバー、LABO ☆ くにスタにお弁当を提供している方々、子どもの居場所づくりに携わっている方、教育委員会の方、教師×野菜農園をなさっている方、市議会議員などなど。年齢は下は10歳くらいから上は70代まで、本当にいろんな方々が集まっていました。

f:id:guruguru1971:20161215181518j:image
人数分のチキンをフライパンで上手に揚げてます。二切れも食べちゃったほど美味しかったです!

みんなで作って、食べて、片付けて。一緒に作業すると、自然に会話も生まれるし、野菜の洗い方や種類を教えあったりする。また、みんなが気持ちよく一緒に食べられるように、率先して自分のできることをやったりしちゃう雰囲気!なんかいいですよね〜。

f:id:guruguru1971:20161215181602j:image
無農薬のルッコラベイリーフを使って自由に飾り付け。楽しい!!


この一連の行動は、就活で必要なものそのもの!ということに、改めて気づきました。

試しにちょっと挙げてみます。

  • 一緒に調理→協調性、段取り力、リーダーシップ
  • 初対面の方と会話→コミュニケーション能力
  • 調理法を学ぶ→生活力、一般常識

おぉー!という感じですね。

長年就活生に関わっていますが、就活に苦戦する方は、同級生や趣味の友達など、狭い範囲でしかコミュニケーションを取ってこなかったという場合が多いです。

f:id:guruguru1971:20161215181907j:image
ケーキまで手作り!こちらの飾り付けも子どもたちがやりましたよ。

こんな食事会に小さい時から参加していれば、将来の就活は心配なさそうです!!もちろん、基礎学力も必要なので、勉強も頑張ってください!!!


参考情報:国立市内の学習支援

LABO ☆ くにスタ(国立市公民館)

わからないところ、一緒に勉強しよう!@プラムジャム

未内定の就活生のみなさんへ。内定が無いのは能力不足ではなく活動不足。だから動き出そう!

早いもので、あと2週間ほどで今年も終わりですね。大学4年生、院2年生の方は、卒業論文などで忙しくしているころでしょうか?

さて、この時期は、就活に関して言えば、マスコミや大学も大学3年生、院1年生向けにシフトします。

4年生、院1年生の就活は終わったのか?

いえいえ、決してそんなことはありません。

毎年、秋から卒業ギリギリで内定を決める就活生が多数いらっしゃいます。大学やハローワークなどが行う合同面接会などのイベントもまだまだありますし。

この時期に内定が無い方は、そもそも就活をあまりしていなかった、というケースが多いです。最終学年になっても単位がかなり残っていて、まずは卒業を目指して頑張る。

そんな風に頑張ってきたみなさん、そろそろ卒業の目処がついてきたのでは?

では、さっそく動き出しましょう!みなさんが内定が無いのは能力が足りないのではなく、活動をしていなかっただけなのですから。

タイミングがいいですね。ちょうど12月14日、15日とハローワーク主催の合同説明会がありますよ!2日間で計50社参加!


f:id:guruguru1971:20161214083936j:image


まずはこちらに行ってみるところから始めましょう!!

相談しながら進めたい方、ぜひ就活保健室に連絡くださいね♪ お待ちしています。

【お知らせ】国立市公民館・NHK学園高等学校共催 子ども・若者を支える"つながりワークショップ"で活動報告をしました

先日、ブログでご案内しましたが12月8日(木)に行われた国立市公民館・NHK学園高等学校共催の子ども・若者ワークショップ 第3回ですが、無事終了しました!30名を超える方にお越しいただきました。ありがとうございました!

 
前半は3人のスピーカーによるそれぞれの取り組みの発表、後半はいくつかのグループに分かれての話し合い、という流れで進みました。
 
発表の順番は下記の通り。
 
1. 田中えり子さん(くにたち地域コラボ) 
 「『わからないところ一緒に勉強しよう』(学習支援@プラムジャム)」
 
2. 平岡恵美子(就活保健室)
「若者の就労支援」
 
3.高野 宏さん(国立市児童青少年課)
 「子どもの居場所とマップ作り」
 
私は、2番目に登壇し、就活保健室を立ち上げた経緯、今年2月から現在までの活動報告、課題についてお話しさせていただきました。
 
f:id:guruguru1971:20161212235242j:image
 
少しだけお話しした内容をこちらでシェアいたします。
 
1.利用者等実績

f:id:guruguru1971:20161213001318p:plain

登録者数は34 男女比は1対2
・相談件数は94 男性は一人当たり2回、女性は3回
・特別ニーズ 地方が17、発達障害10、外国人1

思った以上に地方在住や発達障害といった特別なニーズの方からの相談が多かったです。気軽に相談できるところが身近にないのかもしれません。

 

2.相談内容

f:id:guruguru1971:20161213001607p:plain

・相談内容 就活全般、近況報告2割、転職・退職と内定が約15%、求人の探し方1割、キャリア全般、その他と続きます。その他は職場での悩みや保険手続きなど。

一般的な就活相談でよくある書類添削や面接練習はその他に入るほど少なく、就活全般や近況報告など、もやもやしていることや、ちょっとしたことを聞いてもらいたいようです。もちろん、転職・退職、内定といったキャリアの節目における相談のニーズも高いです。

 

 3.相談手段

f:id:guruguru1971:20161213001723p:plain

 ・相談手段 LINE・FBメッセージ5割弱、対面3割強、通話1割、メール1割弱

 最初に対面でお会いし、次の相談はLINEやFBメッセージなどでやりとりする、ということが多かったです。いつでも気軽に話ができる、聞いてもらえる、というのが今の若者に合っているのかもしれません。

 
後半の話し合いですが、私は「若者の就労支援」に関心のある方々とお話しをさせていただきました。それぞれの現場で出会ってきた若者たちの将来を考えるとき、仕事のことは抜きには考えられないということで、お互いの思いを共有していたらあっという間に時間が過ぎてしまいました。

最後にそれぞれのグループから、話した内容の発表があり、さらに全体で共有しました。
 
会の終了後、スピーカーやスタッフのみなさんと振り返りを行ったのですが、学習支援も、子どもの居場所も、就労支援もすべてつながっている。今は小さい頃にそれぞれの子どもが持つ課題について気付いて、必要なケアを受けられるようになっていない。それをなんとかしていかないといけない!という思いで一致しました。
 
まだまだ始まったばかりのつながりワークショップですが、ちょっとずつ前に進んでいる気がします。
 
次回は1月に開催します。子ども・若者に関心のあるみなさま、若者、保護者の方も、どなたでもぜひいらしてください!
 
ちなみに、過去のワークショップはこちらからご覧ください。