就活保健室の日記

就活保健室に来たあとは、最初の一歩がふみだせる。 そしてはたらくことを考えること、実際にはたらくことが楽しい、元気になる。 そんな状態を目指しています。日々感じていること、若者と仕事に関する情報など。

【転職相談】仙台在住T君の本当にやりたいことを実現する方法とは

就活保健室では最近遠方からの相談が多いですが、今日もSkypeでお話しましたよ。

東京の大学を卒業し、仙台で橋梁の点検業務を行って2年目。会社や上司に何の不満もないけれど、やりたいことがあるので転職することに決めた、ということでした。

最初の数ヶ月は仕事を覚えるのに一生懸命で、月日が過ぎるのもあっという間。毎日12時くらいに帰ったり、秋田で1ヶ月間ホテル暮らしもあったりと繁忙期はそれなりに忙しかったそう。

仕事が落ち着き始めて、早く家に帰れるようになった3月にこのままでいいのかな?とふと思った。いろいろ専門知識が身につくけど、土木が自分のやりたいことなのか。専門知識は身につくけど、2、3年やっていっても先が開けるようには思えない。動くなら今ではないかと思うようになったそう。

4月には職場の先輩に相談し、「やりたいことがあるなら仕方ないね」と言ってもらい、GWには山形にある実家でもちゃんと話をして理解を得る。その後上司にも要点を記した文書を使って説明し、7月末で辞めることになったそう。

やりたいことに近い仕事でグループ会社への出向まで打診されたそう。そこまでしてもらえるなんて、ちゃんと人間関係を作ってきたからですね。

で、やりたいことは何か?

SE。それも元々興味のある農業、衛星、気象などに関りたい。すぐにこれらの分野に関われなくても技術を身につければ分野を変えることはできる。

今の会社や仕事は失敗とまで言わないけど…。就活の時、今思えば自分を押さえ込んでいた。とりあえずやってみて、で決めてしまった。だから今度は落ち着いて考えたい。吟味して同じ失敗をしないようにしたい。

T君は就活時にもお話させていだいていたのですが、その時も農業、衛星、気象に関わりないと言っていました。よく覚えてましたよ!

これからの進め方としては、やりたいことを実現できそうな求人情報を集めること、そしてよく読み込むことが大切ですね。

早速T君のやりたいことに関係のあるニュースをお知らせしましたよ。

ちょっと余談。
彼の上司(40代)との会話で、俺らの若い頃は残業してもちゃんと払われてたからなぁ、でも今はそうじゃない。といった話があったそう。ちなみにその会社は残業代が何時間分か込みになっている給与体系だそう。そんな話も、このままこの仕事に時間を費やしてしまっていいのか?との疑問につながったそうです。

余談その2
新卒採用の面接の時、何でもやります!と言ったから、ダメだったんですよ。

後輩がうちの会社に入りたいと話を聞きにきたので、やりたいことをちゃんと言った方がいいよ、とアドバイスした。そして会社も今の新卒採用では、学生の希望を聞いて配属を決めるように変わったのだそう。

優秀な若者の確保するために会社もちょっとずつですが変わってきているようです。

就活保健室では、みなさんのやりたいことを実現する方法を一緒になって考えます。一人ひとり違う道があるはず。あなたならではの道を心から応援しています!

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農業は今後いろんな展開が考えられそうです。