就活保健室の日記

就活保健室に来たあとは、最初の一歩がふみだせる。 そしてはたらくことを考えること、実際にはたらくことが楽しい、元気になる。 そんな状態を目指しています。日々感じていること、若者と仕事に関する情報など。

就活生がよく言う「首尾一貫性」は、PRを1つに絞ることではありません

8月も下旬になり、朝晩は涼しくなってきましたね。でも、まだまだ17年卒の学生さんの就活シーズンですよ。10月の内定式に間に合わせようと、企業さんの動きも活発なようです。

 
さて、今日のテーマは「首尾一貫性」について。

これは、就活生のみなさんからよく聞く言葉のひとつですが、間違って理解されていることも多いです。

例えば、先日お話した地方公務員志望のA君に模擬面接を行ったのですが、どんな質問をしても「社会教育によるB市の活性化をしたい」という答えになっていました。

確かに、人口減を阻止するために、若い世代の移住を促したり、子どもたちにまちの魅力を伝え、まちに住み続けてもらうことも大事だとは思うけど、公務員の仕事は、他にもたくさんあるはず。今の言い方だと、それしかやりたくない、という風に聞こえるけど何でそんな風に言うのか。

そんな疑問をA君にぶつけてみたところ、

自分は話がだんだん逸れていってしまう。それに他のところでも相談しているのですが、その人に首尾一貫性が大事だと言われた。だから、社会教育に絞って伝えるようにしている。

とのことでした。

また来た、このパターン!

一貫性というのは、1つに絞るということではなく、何を聞いても、地方公務員に求められる人物像ーそれはいくつかの能力や適性を示す言葉で表現できるのですがーに合っているか、矛盾を感じないか、ということなのです。

引き継ぎA君に、地方公務員に求められるものは何か聞いてみたところ、「倫理観」、「信頼感」、「市民に奉仕する気持ち」、「市民や他部署と協働する力」など、次々に出てきました。

また、社会教育以外の部署に配属されたら、どんな仕事をするのか、それと自分の興味のある分野もどこかで繋がる部分があると思うが、何か思いつくか、も聞いてみましたが、こちらはまだ調べきれていないようでした。

こちらの質問にも答えられるようになれば、更にB市の職員としての適性があることを伝えられるようになるでしょう。

「一貫性=1つに絞る」と思っている就活生のみなさん、今すぐその考えを切り替えてくださいね!それが就活をうまく進める大事なポイントです。

やり方を詳しく聞きたい方は、就活保健室まで気軽にご連絡を♪
 
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オフィス街でもまだまだ就活生を見かけます。一緒に頑張りましょう!