就活保健室の日記

就活保健室に来たあとは、最初の一歩がふみだせる。 そしてはたらくことを考えること、実際にはたらくことが楽しい、元気になる。 そんな状態を目指しています。日々感じていること、若者と仕事に関する情報など。

やりたいことを新卒で実現する方法とは?〜環境に関わりたいFさんのケース〜

9月に入り、進路決定の報告が増えてきましたよ。お盆明けから企業さんの動きが活発ですからね。内定式までに何とか決めたいという意気込みを感じます。

 
さて、就活保健室では、就活ナビサイトだけじゃないキャリアの作り方が得意なのですが、先日ほぼ進路が決まりましたと報告にいらしたFさんのケースを紹介します。
 
最初にお会いしたのは大学3年生の冬頃。就活を始めるに当たって以前から興味のある環境に関する仕事につくにはどうしたらいいか?ということでした。
 
じゃ、以下の通り、いろいろ調べてみたら?とお伝えしました。
 
  1. まず、ナビサイトで「環境」でキーワード検索
  2. 環境に関する展示会に行ってみる
  3. 「環境」というキーワードで普通にネット検索をする
  4. ナビサイト以外で見つけた会社は、採用ページを見て、新卒を募集しているか確認。していなくても、気になる会社であれば自分からコンタクトしてみる
 
これらのいくつかを試して、CO2削減のコンサルティングをしている会社ではインターンも経験したり、産業廃棄物関連の中小企業の社長さんとお話をしたり、どんどん企業との接点を増やしていきました。
 
そうこうしてるうちに環境でも、教育やフィールドワークなど、現場に関われる方がより興味があるということがわかってきました。
 
ナビサイトでも、少ないですがそういう仕事も見つかりました。
 
でも、一番しっくり来たのが「地域おこし協力隊」という制度でした。総務省が取り組んでいる地方創生の一環で、最大3年間、地方自治体に滞在し、まちの活性化に関わるというもの。お給料として月20万ほど払われます。業務内容が各自治体に任されているので、森林や環境でまちおこしをしようとしている地域だと、自分のやりたいことが最初からできそうだったからです。
 
移住・交流情報ガーデンでの交流会で自治体職員の方や協力隊の先輩に会ったり、地域おこし協力隊のポータルサイトJOINに登録したりして、情報を集めていきました。
 
中でも、中国地方のある自治体さんはJOINからメールをくださり、ぜひうちを検討してくださいということで、数日間滞在し、いろいろ案内してもらったそうです。
 
地域おこし協力隊を含めた移住者の受け入れをかなり熱心にやられている自治体のようで、おまけに森林や環境についても取り組めそうで、Fさん自身も気持ちがそちらに傾いてきたようです。滞在中に内々定もいただいたとのこと。
 
将来のイメージができたからか、残りの学生時代は、行ってから必要となる環境関連の資格などを取ろうと思います!とイキイキとお話されていました。
 
今は多様化の時代。仕事もいろいろです。ナビサイトでやりたいことが見つからない方、ぜひ就活保健室にご連絡ください。一緒に探しましょう。
 
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