志望動機が書けない時は、やっぱり現場に足を運ぶのが一番です
以前にも、就活生は企業研究の際になかなか足を使って調べない、ということを書きました。
先日、地域活性化に興味のあるD君とお話しし、やっぱり行ってみるのが一番!と感じましたので、今日はそのことについて書きます。
文系就活生のD君。ゼミで地域について取り組んだり、もともと地元の文化的建築物の復元について調べたことがあり、そういったことに関われそうな地方公務員や半官半民企業を志望しています。
求人の1つに公園管理に携わるものがあるのですが、志望動機に苦戦していました。
なぜ書けないか?
それは圧倒的に企業研究が足りないからです。
- その会社で管理している公園の数はいくつ?
- それぞれの特徴は?
- 各公園には職員は何人くらい?
- 全て正規職員?
- 会社の組織はどうなっている?
- 各公園の組織は?
- 実際入社して任されそうな仕事は?
- 入社後、選べるなら何をしたい?
これらの質問にほとんど答えられませんでした。
「公園だから、もう現地に行ってみましょう。そうすれば、いろいろ理解が深まるはず。行っておいで!」
と勢いよく背中を押したところ、早速足を運び、どうだったかを報告してくださいました!
職員さんの名札をチェックし、チケットもぎりの所にいた方と子どもの水遊びスペースで監視していた方は「管理課」、イベント会場で無線を持ち連絡していた方は「企画課」ということ。
その公園は某市の外郭団体が管理しているのですが、当日ちょうどその市とアメリカにある姉妹都市の友好式典が開催されており、そちらにちゃっかり参加。アメリカの学生の演奏や双方の市長さんのお話、植樹などがあったそう。
イベントチラシもしっかりゲット。1ヶ月の間、ほぼ毎日、何かやっているくらい内容が豊富。近くの学校の演奏会なども多く開催されている。
これらからわかること。
それは、ただ公園管理をするのではなく、地域との関わりが多く、D君がもともと興味のある地域活性化に携われそうだ、ということ!!
ここまでくれば、志望動機も書けそうですね?
でも、ヤル気スイッチの入ったD君。そこに入社したら具体的に何をしたい。どう貢献したいまで言語化できていないので、もう一度公園に行ってきます!と宣言されました。
イベントの企画は誰が担当しているのか、今ある課題は何なのかなど、調べ、志望動機を書き上げたいそうです!!
まとめ
志望動機に煮詰まったら、現場に行って、見て、話しかけて、情報収集するべし。そこから自分との接点が見えてくる。
同じような状況に陥った方は、ぜひ試してくださいね!詳しいやり方は、ぜひ就活保健室にお問い合わせください♪
D君が志望している企業が管理する公園にて。