就活保健室の日記

就活保健室に来たあとは、最初の一歩がふみだせる。 そしてはたらくことを考えること、実際にはたらくことが楽しい、元気になる。 そんな状態を目指しています。日々感じていること、若者と仕事に関する情報など。

まだ人と競争してるの?就活の鍵は自分の中にあるという件

GWも終わり、就活モード全開ですね。今週はエントリーシート(以下ES)提出の締め切り、説明会、面接などで予定がパンパンの方も多いようです。

さて、就活では、とにかく他の人より目立たなくちゃ→でも私にはそんなすごい経験がない→だからダメだ、という負のスパイラルにハマってしまう方が多いのですが、なぜなんでしょう?

先日お話した男子学生さん。自分のことが嫌い。アピールすることがない。話すのが不得意。面接でちゃんとうまく言えた試しがない。就活がうまく行く気がしない。などなど、無い無い尽くしの状態でした。

それでも来年の今頃には自立して一人暮らしをしていたい。だからちゃんと正社員の仕事につきたい、という意思ははっきりしていました。そして現時点では、できれば大手に入りたい、とのこと。

大手は面接での対応力が求められるけど、中小企業は雑談形式だよ。そもそもなかなか若者と出会えないから興味を持ってくれた学生さんには丁寧に接してくれるところも多いよ、なんてお話もしました。

今は気持ち的に練習をする余裕がないけど、ES提出が落ち着いた今月末から面接対策もしていきたい。中小企業はその後見ていきたい、と前向きに考えを話してくれました。

なぜ話すことが苦手なのか聞いてみると、小学校時代の転校が原因で、その後友だちを作ることができなかったそう。誰かから好かれるという経験が足りないとも。

私も小、中でいじめに合い、高校生くらいまではほとんど友だちのいない暗黒時代でしたから、何となく分かります。

今いる場所ではなくても、どこかに自分と気の合う人っているんだ、心の拠り所があるっていうことはとても大切です。

彼に、友だちって同年代じゃなくてもいいよね。SNSとかで囲碁や将棋サークルでも何でもいいから大人の人に何か教えてもらったら?若い人が来るだけで喜んでもらえるよ、と伝えました。

学校で馴染めなくても、没頭している趣味がある方はそこで友だちがいたりするのですが、彼は趣味も好きなこともなく、週末にも何もすることがないそう。

そんな状態で、学校も週一行くだけで後は就活のみ。これでは、気分も滅入ってしまうのも当たり前です。何とかこの状態を良くしたいものですよね。

彼にとっての就活の大事な一歩は、友だちを作ること。それができた時には、就活のステップも一気に進むと確信しています。

あなたの中にある就活の鍵を一緒に開けませんか?就活保健室はそんなあなたにいつでも寄り添います。

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