就活保健室の日記

就活保健室に来たあとは、最初の一歩がふみだせる。 そしてはたらくことを考えること、実際にはたらくことが楽しい、元気になる。 そんな状態を目指しています。日々感じていること、若者と仕事に関する情報など。

どっちが内定をもらいやすい?同じ業界をたくさん受けているAさん or 受けていないBさん

大手企業の総合職の内定ラッシュが終わり、一般職の選考が佳境です。

女子学生に人気の金融や商社の一般職。手当たり次第受ける方がとても多いです。

今日お話したAさん。

今残っている会社は本命のメガバンク2社、内定は地方銀行1社に食品業界の総合職、建築資材の事務職1社の合計3社。

メガバンクの中で順位は決めているけど、内定済みの3社は優先順位が決められない。

地方銀行は通勤が難しい場所に配属される可能性があり、そこがちょっと嫌。食品会社は扱っている商品も覚えていないくらいで、そもそも志望度があまり高くない。建築資材の事務職は悪くはないけど決め手はない。

会社を決める基準が自分の中で整理できていないからでした。

Aさんの頭の中は、メガバンクの進捗で一杯。即日に連絡が来ると聞いてるけど、私は翌日だった。優秀な人から呼ばれてるんでしょうか?みん就(就活生の口コミサイト)ばかり見て不安を募らせてるようです。 

お話してる最中に、念願のメガバンク一社から次の選考への連絡があり、ひとまずホッとはしたんですけどね。

一方のBさん。就活自体のスタートが出遅れ気味で、金融一般職を受けようと決めた時点で、締め切りが過ぎていた会社も多く、受ける数も少なめでした。

内定は練習で受けた介護の会社のみ。選考が進んでいるのもメガバンク信金の2社。

そんな中、メガバンクから「他社を辞退いただけるなら、内定を出そうと思いますがいかがですか?」と連絡が。Bさんはすぐそちらでお世話になろうと決め、先方にもお伝えしたそうです。

売り手市場だからこそ、「確実にウチに来てくれる学生に内定を出したい」という企業さんの強い意向が感じられました。

Aさんのように複数内定があり、軸も定まっていない感じがすると、企業はなかなか内定を出しにくいだろうと思います。

だから、Aさんが今やるべきことはみん就を見て不安を募らせるのではなく、会社を決める基準を整理し、志望度が高いことを伝えられるようにすること、ですね。

今日のポイントは、なんとなくたくさん受けていて、内定もいくつかもらっているからこそ、本命から内定がもらえないこともあり得る、ということ。

そんな残念な結果にならないために、不安な方は就活保健室にご相談ください♪ お待ちしています。

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