【転職相談】「好き」と「年収」、どちらを優先すべきか?
めっきり空気も秋になってきました。季節の変わり目は、新しいことを始める時期でもあります。
ということで、今日のテーマも転職について。好きでやりたい仕事でオファーがあるのだけど、受けるべきかというご相談が先日ありました。
文系大学卒のDさん。在学中から美術館でのワークショップなどのボランティアに携わっていました。
新卒での就活時は、そういった経験から、何かを伝えること、広く発信していくことに携わりたいと、出版を中心に見ていきました。そして、無事、出版会社には入りましたが、配属は希望の編集ではなくマーケティングでした。
その部署の仕事が人数も少ないこともあり、残業続きの激務。入社して1年ちょっとで体調を崩してしまい、お会いした時は休職中でした。
そんな中、ボランティアをしていてよくわかってくださっている美術館から広報の仕事の空きが出たから、と誘いを受けたところでした。
でも、雇用形態が非正規で、年収も下がる。もちろん誘ってくださってる方も、できれば正社員がいいとは思うけど今は空きが無くて…。もちろん正社員の空きが出れば真っ先に推薦すると言ってくれている。
また、休職中の会社からは、編集の部署で戻らないかと誘われている。でも扱っているのが自分の関心のある分野ではない。もちろん待遇はいい。
その2つで悩んでいらっしゃいました。
話をいろいろ伺っていくと、アートのお話をする時はイキイキとされているんですよね。「心は決まってますよね?」と聞くと、「はい」とのことでした。
まだ20代なので、思い切って好きなことをやってみたら?雇用形態が非正規でも、中身が大事。何をどう取り組んで、どう成果を出したか。これをちゃんと語れれば、キャリアを作っていけますから。と後押しさせていただきました!
休んだから、すっかり体調はいいんですよ、とおっしゃる表情は明るくて、お休みされているとは思えないほど、エネルギーを感じましたよ。
転職先ではアートの知識や語学力、そして現職のビジネス経験を活かし、どんどん推進していかれる姿が目に浮かびます。体調に気をつけて、頑張ってくださいね♪
「好き」と「年収」、どちらを優先するか。一律に答えはなく、ケースバイケースです。だから慌てて決めないで、じっくりその先のキャリアも考えて決めましょう!
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以前、訪れた美術館のアート作品。
私も美術館は大好きです。