【レポート】第6回国立市公民館・NHK学園高等学校共催「子ども・若者を支える"つながりワークショップ"」
2016年9月にスタートした子どもの育ち、若者の自立を支援する地域の活動や取り組みを学びあい、"つながる"連続ワークショップ。
本日、7月13日にはいよいよ第7回が開催。遅くなりましたが前回の内容をご紹介いたします。
前半の活動報告は、国立市教育委員会教育指導支援課・指導主事 植木 淳さんによる「学校生活の支援と学校・家庭・地域連携の取り組み」というテーマで、普段なかなか聞けない学校現場のお話をしてくださいました。
ポイントは、
次期学習指導要領の目指す理念として、
「社会に開かれた教育課程」がある。
学校と社会が共有すべき目標は、
「よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創る」。
↓
連携・協働して子どもたちに必要な資質・能力を育みましょう、ということ。
ちなみに、
次期学習指導要領は、
小学校:平成32年度(2020年度)
中学校:平成33年度(2021年度)
全面実施だそうです。
東京オリンピックの頃ですね。
チーム学校という言葉は聞いたことありましたが、きっちり指導要領にも書かれているとは!
どんどん連携していかなくては。
でもまずは現状を知るところから、ということで、植木さんのお話をじっくりお伺いしました。
国立市では、市立学校を支援している嘱託員(指導員・支援員等)として、80名程度の方が活動しており、他の自治体と比べかなり進んでいるそう。
内訳は、
◾️特別支援教育関係
⒈特別支援教育指導員(スマイリースタッフ、通常学級の子どもたちにつく)
各校固定1名他(合計21名)
⒉特別支援学級指導員
学級数に応じて(年度当初配置合計15名)
◾️学習支援関係
⒈学習支援員(学級をサポート)2名
⒉ティーチングアシスタント(主に教員を目指す大学生)必要数
◾️学校図書館関係
学校司書 11名
◾️外国語指導関係
外国語指導助手
小学校4名・中学校1名
◾️ICT教育関係
ICT支援員3名
◾️中学校部活動関係
⒈部活指導員 2名
⒉外部指導員 必要数
◾️健全育成関係
スクールソーシャルワーカー 2名
後半は、
A 連携・ネットワーク、B 地域資源情報(マップ作り)、C 親・家族支援の3つの分科会に分かれて、今後の取り組みに向けて議論しました。
私はA 連携・ネットワークに入って話をしました。講師の植木さんを始め、学習支援、発達障害の子どもたちの療育、子どもたちが通う塾など、みなさま子どもたちに直接携わっている方で、活発に意見交換がなされました。
面白かったのは、3つの分科会で話し合ったことを最後に発表したのですが、どのチームも「顔の見えるつながりを持つことが大切」と同じ答えになったところでした。
まずはつながろうと、このワークショップが始まり6回と回を重ねてきましたが、改めてお互いの活動を知る、現状についての理解を深めることが大事だと感じました!
また、個人的に何かお手伝いできたら、と思ったのが、中学校での就業体験について。中学2年生で3日間、就業体験を行なっているそうですが、継続性が課題だそうです。
以下、本日開催の第7回目の詳細です。
地域の子ども、若者の未来に関心のある方、ぜひお越しください。初めての方も大歓迎です!!
と き:7月13日(木)夜7時~9時
ところ:NHK学園高等学校 2階音楽室(富士見台2-36-2)
内容:以下の活動報告(前半)と小グループでの話しあい(後半)の予定
「民生委員・児童委員による子ども・若者の相談・支援及び子ども食堂活動「おいしいじかん」について」
国立市民生委員・児童委員