【レポート】就活保健室 3月勉強会 就活を取り巻く法改正について~若年雇用改正法・女性活躍推進法~
就活保健室では月に一度、若者と仕事に関する勉強会を行っています。
支援者である私たちも現場で日々学生さんと接しているだけだと、ESの書き方や企業の動向などテクニック的なことに偏ってしまいます。
若者と仕事に関するさまざまな課題に広く対応できるよう、私たちがまず自分の強い分野だけではなく、就労・教育・福祉それぞれの分野にも関心を寄せることが必要ではないか、と考えています。
3月のテーマは、「若者と仕事に関する法改正について」。
一番大きなものは、若年雇用促進法の改正でしょう。ブラック企業対策として、厚生労働省も一歩踏み込んだ形になっています(2016年3月1日施行)。
先日も、若者の労働相談に載っているNPO法人POSSEの今野晴貴さんの記事、にも掲載がありました。
今まで聞きにくかった企業の実態(離職率や残業時間など)を聞かれたら、企業は原則答えなくてはならない、というもの。本人ではなくキャリアセンター経由でもOKなので、名前を開示せず聞いたりと私たち支援者ができることも多そうですね。
関連の職業能力開発促進法の改正についてもわかりやすく書いてあります。
二番目は、女性活躍推進法ですね。こちらは2016年4月1日施行。
従業員数301名以上雇用している企業は女性の活躍に向けて行動計画の策定や活躍状況の届け出が義務付けられています。来年には厚生労働省のウェブサイトでその情報が公開されるというので、該当する企業は新卒採用で女性を確保しようと躍起になっています。女性の就活生にはこういう背景を伝えてあげるといいと思います。
厚生労働省の特設ページも、やる気が感じられますよ!
今後も毎月勉強会を行っていきますので、興味のある方はご連絡をください。