就活保健室の日記

就活保健室に来たあとは、最初の一歩がふみだせる。 そしてはたらくことを考えること、実際にはたらくことが楽しい、元気になる。 そんな状態を目指しています。日々感じていること、若者と仕事に関する情報など。

就活で気持ちが凹んだ時の対処法は?

またまた大きな台風が東京にやってきそうで、ヒヤヒヤしていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

 
さて、今日はテーマは、就活でのメンタルマネジメントについて。
 
就活は、学生さんにとってはいろんなことが初めてで、不安になったり傷ついたり、気持ちの面で落ちてしまい、前に進めない、ということがよくあります。

例えば、以前お話した女子学生Dさんのケース。

自分なりに就活はやっていたのですが、なかなか結果が出ず、夏まで未内定できてしまった。プロの力を借りようということで相談にいらしたのでお話させていただきました。ひとことで言うと、要因は「会社のしくみ」の理解不足でした。

宿題を出す
宿題をやる
一緒に確認する
また次の宿題を出す

このプロセスで、お会いするたび、急成長していたDさんなのですが、ある日不安そうな顔つきでいらっしゃいました。

何かあったの?と聞くと、

学校のキャリアセンターに呼ばれて、職員の方に「本当に働く気があるのか?」と叱責された。

本当に自分が甘かったし、自分がわからないのだけど、ついつい口答えしてしまった。なんでそう言ったのかわからない。モヤモヤしている。

ちなみに、この1ヶ月前も呼び出されて同じように言われたそう(なかなかキツイですよね。せっかく前向きに動いていたのに…)。

お話をよく聞くと、叱ったのは年配の男性職員だそう。

なぜそんな行動を取ったか。こんな可能性があるかもしれません。

  • おじさまから見ると、今の学生は社会に対する考え方が甘い。もっとしっかりしろ!という個人的な想いを伝えたかった
  • 18歳人口が減っており、大学の生き残りが激しい。そのためには、就職率を上げる必要がある。上司からそのための施策を求められていて、未内定学生に対するアプローチを報告することになっている

みなさんは、どちらだと思いますか?

おそらく後者の意味合いが強いのでは、と思います。

Dさんが目指している企業では、厳しいことを言いそうなおじさまがクライアントにいそうです。話もよく聞いてもらえず、きつく当たられて、辛かったかもしれないけど、営業の練習が出来たかもしれないね。現場に出たら、もっと理不尽な目に合うかもしれないね。

こんなお話をしたら、

その考え、ステキ過ぎます!!グチ言ってすみませんでした。すっきりしました!

とまたまたやる気が出てきたようでした。

よかった♪

就活で出会うのは、必ずしもステキな方ばかりではありません。なんだかなぁ、という方もいらっしゃいますが、それが社会の現実ですし、仕事そのもの。

凹んだ時は、ちょっと離れて、出来事を客観視するクセをつけましょう。そうして何とか乗り越えていけば、仕事でも頑張れる力が知らないうちについていますよ!

みなさんを応援しています☆

 
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この間出会ったアート作品。よく見るとひらがなやアルファベットがありました。目の前の出来事も、いろんな角度から見てみましょうね。